ああ、これが恋なんだって・・・『“文学少女”と恋する挿話集3』

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

可笑しくて、温かくて、少し切ない、そんな挿話集その3。
イチ押しなのが、夕歌と鞠谷、そして晴音のエピソード。本編では悲しい結末を迎えた二人ですが、ここでは二人の出会いがすごく綺麗に描かれています。そして鞠谷の前に再び現れた歌手志望の晴音。彼女の存在が鞠谷の救いになってくれれば・・・と願っちゃいます。
千愛の教師生活を描いたエピソードもいいですね。人は変わっていけると信じられた千愛の姿が、本編としっかりリンクしていて良かったです。